科長
朴 成和
Boku Narikazu
腫瘍・総合内科は、これまでの総合診療科を引き継ぎ、2021年7月に新設されました。これまで以上に、固形がんの診療に注力しています。
まずは、腫瘍内科領域の研修についてご説明いたします。
本邦では、国民の2人に1人が「がん」に罹患し、3人に1人が「がん」で死亡するなど、「がん」は最も重要な疾患の1つであると認識されています。これは、周術期補助化学療法を含めますと、国民の3人に1人以上が一生に一度は抗がん剤治療を受けられることを意味しており、抗がん剤治療を専門とする腫瘍内科はニーズの高い領域といえます。研修医の先生方が将来的にどのような分野に進まれても、がん患者と接する機会は多く、腫瘍内科的な考え方や基本的な診療を学ばれることをお勧めいたします。
腫瘍内科として、下記のような研修を準備しています。
- エビデンスに基づいた化学療法の実践
- チームアプローチによる副作用のマネジメント
- 高齢者や合併症を有する患者へのエビデンスの応用
- 外科や総合内科などと協力したmulti-disciplinary approach
また、診療以外にも下記のプログラムも用意しています。
- Clinical Questionの見つけ方やそれを解決するための検討方法
- 臨床研究、臨床研究の方法論
- 学位取得や将来的なTranslational Researchの前準備としての研究所見学
- 学会や臨床研究グループ会議への出席や国内外のリーダーの紹介
- 論文の読み方、書き方
次に、総合内科領域の研修についてご説明いたします。
総合内科として、消化器、循環器、糖尿病・代謝分野があり、様々な疾患について研修が可能で、希望者は内視鏡検査や心臓超音波検査などの検査を勉強することもできます。
特徴的な診療として、下記の外来をもうけており、他施設では極めてまれな疾患を経験することもできます。
内科臨床研修の案内
内科臨床研修の詳細は、こちらをご覧下さい。
お問い合わせ
以下の[研修医募集]フォームより、ご連絡下さい。