腫瘍·総合内科新設のお知らせ
腫瘍・総合内科は、令和3年7月1日より朴 成和教授が就任し、これまでの総合診療科を引き継ぎ設立されました。腫瘍・総合内科となることで、固形腫瘍(血液のがん以外)の診療にこれまで以上に注力し、特に消化器がんを中心とした固形腫瘍に対する化学療法を行います。
化学療法にはすでに確立された標準治療(現在、最善と考えられている治療)がありますが、高い専門性に基づいて標準治療を精密に行うだけでなく、何らかの理由により標準治療を行うことのできない患者様、または、標準治療がなくなった患者様にも、様々な工夫をこらした治療を提供します。さらには、よりよい治療を開発するための臨床試験に参加することで新規治療や、臨床研究としてゲノム解析やポストゲノム時代を視野にいれたプロテオーム解析などの新たな診断技術を用いた治療の最適化を目指しております。
総合内科と腫瘍内科が併設されることにより、消化器疾患、循環器疾患、糖尿病・内分泌代謝疾患などの複数の診療科の専門家と協力して、副作用・合併症への対応や患者様の生活を最も大切した治療を提供したいと考えております。
なお、これまで四柳前科長の元で行われてきました総合診療科としての診療活動はこれまでと変わることなく継続しております。
診療科長 :朴 成和